以前、家のなかで虫を捕まえるのがうまくなった話を書いたことがある。小蝿や蚊やカメムシやその他各種訪問虫を可能なら捕まえて外へ逃がす際に、心と動きを静かにし、しばらく虫の動きに合わせていくとある瞬間にハシッと柔らかく掴むことができる。
組手において、より相手に察知されない動きを高めるよう代表に指導を受け、皆様に指導しながら思い描いていると、やはり先の虫の捕獲感覚に通ずる気がする。
今だ!と気負うのでもなく、努めて心を押し黙らせるのでもなく、スピードを上げるでもなく、歯ブラシに手を伸ばすかのような楽さで動くと十分な間合いと位置どりが実現し、重さが滞ることなく活用される、そんな瞬間が時折ある。
練習相手を虫に見立てているわけではありませんが(笑)、感覚として思い起こすものがありました。
そういや、猫の妙術やオイゲン・ヘリゲル氏の弓の話と絡めたら教養ありそうでカッコよくまとまったのにな。私の実体験だと虫になる。今更ながら無念(*_*;
2018年01月08日
虫の感覚
posted by ゆりか at 22:47| Comment(0)
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