2018年10月16日

目的は力抜く

力を抜いた動きが難しい理由のひとつは、その動き自体に別の目的を持つから、といえる。

腕を前に出す。武術だとそこに

打つ
威力を出す
素早く動く
相手を押し崩す

という目的がでる。日常生活だと

力を出す
早く終わらせる
効率よくやる

等々容易に別の目的が優先する。本当に力が抜ければ上記の目的は自然と達成するが、力みのあるうちに優先順位がこうなると

ただ力を抜いて腕を前に出す

というのがとてつもなく難しくなる。

ある医療施設で太極拳を指導したら、患者さんから自律訓練と似ている、と言われた。自律訓練とは、ドイツの精神科医が創始した自己催眠によるリラクゼーション技法とされているが、確かに気功や内功に通ずるものな気がする。私が伝えたかった、形ではない質の教えを理解してくれた気がして嬉しく思った。

動きの形を形としてとらえると、力を抜くのは難しい。形を力の抜けた結果とか、過程ととらえてもらえれば、力は抜けやすくなる。

形でも対人練習でも目的は力を抜くこと、そこがぶれないよう自問しながら修正しながら練習を重ねることが大切になる。

とにもかくにも力を抜く。これを見失わずに続けた先に、力を抜くことで得られる様々な恩恵が待っている。
posted by ゆりか at 12:30| Comment(0) | 日記

散手、腕まわし

中国武術でいう散手、空体道でいう腕まわしは、相手と手首を触れあい、離れず押し付けず動き合う。力むと相手の動きについていけずに離れて情報が遮断され、逆に力んで押し付けると動きを読まれる。合わせ続けることで相手の情報を最大限に受け取りながら攻撃を避けたり変化して反撃し制御し、致命的な状況を回避する感覚を養う。

見た目には腕が大きく動いて見えるが腕は触覚であり、触覚は感じるためにあるので実際は腕以外の全てが動く。

腕以外全てが動くから、移動も反撃もあらゆる変化がスムーズに行われる。足を止めて移動せず練習しても、足の内面、全身の内面が動き続けていればいつでも足が変化する。足を止めながらも居着かない体を養う。

この練習の向上が組手や自由な攻防の変化を生む。

本日はレッスン盛りだくさん。皆さまよろぴくぴく\(^o^)/
posted by ゆりか at 08:58| Comment(0) | 日記