2019年07月01日

誰しもある

昨日代表と話していたのですが、空体道の力の源である重さや、重さと共にあるための内面の静寂、どちらも誰しもが持っているもの。

重さのない人も、リラックスのない人もいない。それらが乱れやすい、乱れにくい傾向に差があるだけだ。その差は今いる環境や過去の記憶や思い込みによって左右される。

カチカチに力んでいる人も、何かに過剰反応して内面が騒がしくなる人も、それがその人本来の姿ではない。パンドラの箱の最後の希望のごとく、いろんな覆いを取り除けばあらゆる人の奥底に備わる力だ。

武道では昔からよく引用される、老荘思想の木鶏や水の教えしかり、猫の妙術や柳生と宮本武蔵のやりとりしかり、中島敦の名人伝しかり、オイゲン・ヘリゲルの弓の話しかり、全てがそれを教えてくれていると解釈することもできる。

身近にない特別な能力を求めるのもいいが、誰もがもつ「今ここにあるもの」を掘りだし深めるのも素晴らしい。

空体道は後者に特化した武道ともいえる。

だからこそ衰えにくいし一旦身に付いたものはなくならない。が同時に、身に付くのに時間もかかる。新しいものを身にまとうより、余分なものを取り除く方が厄介だからだ。

だからこそ一生涯楽しめるんですけどね。

さて、本日も一枚一枚と余分な覆いを取り除こう。
posted by ゆりか at 10:20| Comment(0) | 日記