2019年07月16日

椅子から立ち上がる

お陰さまで様々な施設から健康法レッスンの依頼を頂く。椅子に座ったままの運動の要請も多い。

うちの武術の健身法は体幹部を強く、柔らかくする練習もたくさんあるが、座ったままでも立つ力を強化することが可能だ。

重力と調和した立つ力を養成するには、力みを取り除き、全身で動ける体であり、また足裏に落ちることが要点になる。

内家三拳の内功をまとめた健身八式では、座ったまま片足を踏み出し、体重を乗せて手を伸ばす猿の型や、両足裏に体重(尻の重さ)を落として体を開合する亀の型や、同様に立円を描く虎の型などは先の要素を満たすのに最適だ。

動作を抜き出すと、浅く椅子に腰かけてから立ち上がる際の、尻が足裏に乗る瞬間が重力と調和した立ち方につながる。

体幹部も足腰も足裏もすべてが無理なく連動し、重さが足裏にまっすぐ乗る。

車椅子でも寝たきりでも、肉体があるかぎり筋力は必要。無理のない立ち方や動き方を少しずつでも学び、それぞれに与えられた肉体を全うしてもらえることを祈りながら本日もレッスンです!
posted by ゆりか at 13:46| Comment(0) | 日記

狂気性も自覚

最近SFにハマっている。YouTubeにはSF短編朗読もたくさんあるので子守唄の如く夜な夜な聞く。

高橋克彦の長編を終えた車中休憩では、筒井康隆の短編を読む。独特の乾いた狂気感が何故か心地いい。

多分誰しも脳内にこういう狂気があるのではと思う。それを意識したり、文字にしたり、行動にすることは少ないだけで、きっとある。

狂気も活字にするほど客観視できる。ここが武術と通じていて、武術をしていると体に現れる闘争心や貪欲さを痛感する。客観視できるぶん、暴走しにくい。

己の負の部分は、なくそうとするより自覚するのが大切だと代表によく言われた。

恐怖も闘争心も無限の空腹もすべてを受け入れ、自分まるごとであるとき、心身から本当の力が出る、と思う。

最近、NHKの朝の子ども向け番組「シャキーン」がお気に入りで録画して見る。筒井康隆に通ずる乾いた狂気性がポップに表現されている。子ども心にある残酷さや狂気や妄想をさりげなく肯定してくれる感じが好きだ。
posted by ゆりか at 13:22| Comment(0) | 日記