大学時代のゼミの二人の先生の一人は安部公房好きなロシア語堪能な法律学の教授で、もう一人は魔女狩りやキリスト教史が専門でした。よく話をしてくれた哲学の教授はデカルト研究者だったし、反抗期の私に優しく諭してくれた教育学の教授はコリン・ウィルソンの「アウトサイダー」を教材にしていました。近年興味深く読んでいる分野に囲まれていたんです。今なら教えてほしいことが山ほどありますが当時はあらゆることに反抗するしかなく学ぶ以前の未熟者です。つくづく勿体ないことしました。
学ぶ側に力がないと、師の力は引き出せない(理解できない)と武術で散々思い知っています。大学時代はもう戻らないぶん、今の師(夫)からは絞れるだけ絞りとって学び尽くしたいです。そのためにも私自身がどこまでも深めていかなきゃと改めて心を正します!
まずはカラマーゾフの下巻読みきります!また泣くかもなあ。
