2020年06月13日

タルコフスキー

タルコフスキー映画が好きだ。合わない人には「眠くなる映画」として有名だが、観るほどに惹き付けられる。

「惑星ソラリス」、「ストーカー」、「サクリファイス」、「鏡」、「ノスタルジア」を観ている。はじめ二つはSFだが、人間の内面を描いており、科学的謎は一切解明されない。そこがいい。ソラリスは原作から「人知を超えたものを理解しようとすること事態が不遜」という主張が裏側にある。

人間の潜在意識に語りかけてくる絵画のような映像で、この世ならぬ存在感の水や火や植物の表現は他に類を見ない。説明や台詞は少ないが、監督の父親が詩人で、その詩が時おり引用される。ストーカーの中の詩が特に好きだ。一部引用

大切なのは自分を信じること
幼な子のように無力であること
なぜなら無力こそ偉大であり、力は虚しい
人が生まれるときは軟弱で死ぬときに枯れ固まる(中略)
凝結したものに希望はない

この自粛中に色んな映画や文学に触れて、静かな絶望を楽しめるようになった。タルコフスキー作品もそれを促進してくれている。絶望を何とかしようとせず、ただそのままにするのが心地いい。絶望と言っても、何か理由があるものではなく、生きる上で恐らく誰しも持ちうる不安や不確定さに由来する。外的・内的刺激でまぎらわせることなくそのまま味わう喜びに耽っている。

相変わらず気持ち悪いこと書きましたが、個人的には非常にいい感じです。10年前に代表から紹介されて観たときは気持ちが荒くて今のように観れなかったのです。タルコフスキー、観てみたい方はストーカーか惑星ソラリス(リメイク版ではなくオリジナルを)からお薦めします。できれば何度か観たほうがいいです。以下、短い動画のURLです

https://youtu.be/GM_GOpfEQUw




posted by ゆりか at 21:15| Comment(0) | 日記

弱く

レッスン前車中待機中。聞こえてくる工事の機械音がお経に聞こえるのは、音階と時おり息継ぎのように切れるタイミングのせいなんだろうなあ。おぉ〜〜〜ん・おぉ〜〜〜ん・おぉ〜〜

昔好きで聞いていたサンスクリット語の聖歌にも聞こえる。ちょうどよく近所の家庭から仏壇の鈴まで聞こえる。

心身が安らかですのぅ。

安らかな心身が一番す。何はなくとも安らかであること。この暑ささへ、安らかに感じるのは不思議なりけり。心頭滅却すれば火もまたすずし、って、物凄い強い精神力がそうさせてるのかと思っていたが、案外脱力でも同じ結果になるかも。

タルコフスキー(素晴らしい映画監督)いわく、弱くあれ。

弱くレッスンいってきます。
posted by ゆりか at 10:45| Comment(0) | 日記