最近の組手稽古では、ある程度距離をとった状態から、中間距離の打撃の間合い、組む間合いに投げや関節や接近戦の打撃を組み合わせた護身術のセオリーどおりの組み立てで行っています。以前は相手に接近させて投げの変化を導くことが多かったのですが、みんなうまくなっているのでより現実的な距離感で。
素手にしろ武器を持っているにしろ、はじめから密着するわけでなく遠いところから接近してくるが、初手が防げなければ終わってしまう。最初の距離感の攻撃手を封じた上で投げなり打撃なり関節をとって制する。みんな立つ力もあがって投げられにくくなっているし、打撃の反応もいい。私自身も打撃の精度を上げている最中なのでその検証の勉強になる。私は女性としてはやや大柄ななほうなので私より小柄な会員さんもわたしとの体格差を埋めるべく間合い感覚や変化の仕方を自然に身に付けてくれるといいなと思う。リーチ差のある相手がただ手足を伸ばしただけで、打撃は当たってしまうので、よりその手足にぶつからず中に入る技術も必要になる。私自身も経験しながら学んでいること。いつもながら有意義な稽古でした。
2022年07月01日
現実的な距離感
posted by ゆりか at 09:02| Comment(0)
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