2022年07月23日

囚われたり

まっすぐとか、足の裏に落ちるとか、重さが落ちるとか、正しい教えの言葉の感覚が体に現れてきた今、言葉に囚われる危険性を改めて感じる。言葉自体は正しいのだが、その部位や形状や状態に意識が向くほど力む。力みは本人の自覚と無関係な過程を経て抜けていくので、正しい教えの言葉ですからその意識が力みをはらむ可能性についても頭の片隅に置いたほうがいい。

自主練習を撮影して代表に見てもらっているのは、自覚できない力みを指摘してもらうのも大きな理由の一つ。最近は力んだかもなと思ってもそう力んでいない、いい動きだ、と言われるようになってきた。全体がまとまってきつつあるので力みはあれど全体として練習を続けて自然に抜けていくのを待つ段階なんだな。

でも武術の道のりは長くて、様々な試行錯誤はやはり必要。意識したり意識を離してみたり、囚われたり手放したりを繰り返して前に進む。

4月から少し仕事が変わり3ヶ月経ち、それに伴って体が変わっている。今すごくいい状態。あらゆることが武術の体作りにつながっている。

一日のうちで脱力について、武術の心身について、武術家として生きる心構えとか、そういうものが頭から体から消える時間が減っている。何をしていてもいつもある。それも成長かな。まだまだこれから。
posted by ゆりか at 14:02| Comment(0) | 日記