2022年09月15日

大江健三郎再び

自主練習合間の小休止。

最近大江健三郎を読み返している。何度読んでも好きだ。人生で一人の小説家しか読んではいけないとしたら大江健三郎を選ぶ。思想系ならヴァーノン・ハワード一択。大江健三郎の好きなのは生きることの本質的なグロテスクと不条理を丹念に磨きあげられた言葉で表現するとこ。今はそう感じる。また年を重ねたら違った感想をもつかもな。

武術も徹底的に足りないとこにむきあい、徹底的に自身とむきあう毎日の活動。夢も希望も絶望も不条理もすべてを含んで毎日取り組む。

なんかいい。

杖をやりこんだので養身法に移ります。
posted by ゆりか at 18:24| Comment(0) | 日記

車と武術と

毎日のように仕事前や合間に山道ドライブを楽しんできましたが、しばらくはのんびり街乗りを楽しみます。色々試して性能や今のタイヤの限界がわかってきたのであとは末長くこの娘とのんびりやりたい。また来シーズンにでもタイヤ&ホイールをスポーツ用に替えて再始動ですな。

代表にも改めて運転技術の向上を評価され、こうして車と向き合い一体となるべく試行錯誤した経験は武術に活きると力強く肯定されました。

未熟ながら車との一体感は確かに向上しました。物言わぬじー子ちゃんとの対話は私が自分を虚しくして耳を傾けることでわりとしやすい。※より高い運転レベルについてはこの限りでないのは承知の上。が、人間からの情報はもっともっと多いし一定ではないから、対人での一体化は私にはまだまだ難しい。

自分自身の体ですらまだ一つにまとまってき始めたところなので、相手との調和はこれからこれから。

自主練習に稽古に、心を虚しくして励みます。
posted by ゆりか at 17:57| Comment(0) | 日記

2022年09月13日

脳内の隙間

先日、体の5倍以上の荷物をよろめきながら運ぶ蟻をしばらく眺めていた。家(巣)がわかれば協力したいと思っていたが、いかんせんよろめきながらゆっくり進むのでどこに向かっているのかわからない。結局待ち人がきて、行き着く先は見られなかった。

蟻の世界から見れば我々の世界は大きすぎて想像もつかない。が、蟻も頑張っているし人間も色々努力して生きている。最近、私が蟻のサイズで蟻からみた人間のようなよくわからない巨大ななにか、イメージは宇宙だが、そんなのがよく頭に浮かぶ。大した悩みもない、ありがたく楽しき日々だが、ふと宇宙が頭に浮かぶとより脳内から力が抜ける。

小さな世界であくせくしてないで、どうせ限りある命、のんびりやろうぜい、と脳内から言われる。体のほうも「だな」と同意して力が抜ける。

そんな脳内でレッスンしたら、ふと気づけば最前列の方々が食い入るようにこちらを見て話を聞き、動きを見て熱心に取り組んでくれていた。

私の脳内の隙間みたいなものが、私の脱力につながっているが、太極拳指導にも役立っているのかもな。

ありがたし。
posted by ゆりか at 19:26| Comment(0) | 日記

2022年09月10日

柔らかく捕捉

おし。足首も治り、動きは悪くない。武術でもそれ以外でも、全身がうまく動いているのがわかる。昨晩家庭内で夫様と不意に体のまとまりを確かめ合ったが、立禅の構えが身に付きつつあり、相手をホールドする力が強いのもわかった。軽く捕捉しても相手の全身の自由を封じられる。

腕力だけならその筋力の働き以外の方向に逃げられる可能性があるが、全身のまとまりだと方向がない上柔らかいので巨大な蛇に締め付けられるように動くほど不自由になる。

なるほどですな。

今晩稽古は行けないので皆様楽しんできてねー\(^o^)/
posted by ゆりか at 14:00| Comment(0) | 日記

2022年09月09日

あまっちょろい

昨晩自主練習はあまり足を動かさず、両足に体重が乗った立禅状態のまま色々な練習をしました。杖などは重さと長さに引っ張られそうになるので落ちたままでいるのをより注意深く練習できました。

当たり前のことをおろそかにせず生きていくことを武術に教わります。立つことや力を抜くこと、今あるものに気がつくこと。本当に大切なことはすでにあって、気づくのを阻んでいる心と体の緊張や偏りがとれるほどそれがわかるなあと。

こういうあまっちょろい精神論、私には大切なんです。
posted by ゆりか at 11:37| Comment(0) | 日記