2022年11月28日

円転

先日、久々に代表の円転太極拳を拝見したが、重さそのもの、まさに球体が転がる円転の姿でした。まっすぐ落ち続けた体は硬質な張りを備えるにいたり、それが緊密化した結果の円転。触れたら飛ぶとか、押したら弾かれるとか、中国武術にありがちなファンタジーは受け手の精神状態でなる場合もあるが、代表の場合は受け手も同質であるほど本当になる。

受け手が同質ということは体がまとまっていることを意味し、まとまっていない場合は普通に打つ、投げるで制することになる。まとまっている方が相手のやばいレベルがわかるぶん、致命傷を負いにくいです。

武術の高段階は見た目に摩訶不思議な現実もあるし、スーパーリアルな戦闘技術も同時にあって、状況に応じて対応が変わるのだし、受け手の質により感じかたは変わるが制せられることにはかわりない。ファンタジーのみ、リアル戦闘技術のみでもない、どちらも体験し身に付けられるのは貴重です。

励みましょう。
posted by ゆりか at 10:19| Comment(0) | 日記