昨晩の新空法、前回のカスタムにより全身連動の効果を強めた印象でした。立つ力、重さを落とすことに特化した印象だった前回に加えての全身連動。全身連動と一言でいっても、なにをしても全身連動する身体を養うのは容易ではありません。それくらい、現代生活の影響なのか我々の体はバラバラになり、身体本来の能力を発揮できていない。
そもそも身体を動かす機会が多くないことに加えて、全身を使わなくてもこと足りる便利さから、身体は目や手や頭のみの存在になりつつあるんだろうな。
腕、胴体、足、頭、中と外、上と下、右と左、前と後ろ、全てが連動するのが自然なあり方。そのすべての重さが落ちて、重力と調和する。
こういう全身をあえて動かして連動性を養うのは八卦掌の型が得意とするところ。ただ、連動性の低い人は八卦の複雑な動きを覚えるのにおそらくすごく苦戦する。その感じが、形意拳的なシンプルな反復の動きの中で練り上げられる。
太極拳のように次々に動きが変わるわけでもなく、形意のように最初から本質の動きすぎて質を練りにくいわけでもなく。
武術初心者にも上級者にも、型を覚えにくい人にも、練習場所が広くとれない人にも時間を長く取れない人にも手を差し伸べてくれる型ですね。
組手は皆さんどんどん上達。強さが出てきているのを感じる人もいました。
2023年04月07日
全身連動と立つ力
posted by ゆりか at 09:26| Comment(0)
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