2023年07月31日

ベトベト回復

レッスン先の介護施設にて、レッスン開始前におばあさんが繰り返し歌っていた。

骨が溶けるほど愛して〜

を繰り返す曲のタイトルが気になる。熱い歌詞です。

長くレッスンに参加している方々、確実に姿勢が良くなっている。一口に姿勢と言ってもどの状態がいい姿勢なのかわからないもの。胸を張るとか腰を反らすとかイメージだけでいい姿勢を作ろうとしても無理がかかって続かないのですな。

介護施設だと座っての練習なので、立った場合の足の裏に落ちる感じをお尻に置き換えて説明している。

左右のお尻に上からまっすぐ体重が乗るように。そのまま立てば立っても身体が安定するようになるとも話している。

足裏に落ちるとか、お尻に乗るとか、そういう重さのバランスの立ち方になれば、筋力で支えるのが最小限になるから、体格や筋力と正比例しない力が出せるんですね。自分の姿勢や動きを筋力で制御すればするほどブレーキがかかる。

重さでバランスをとっていれば、筋力は別のことに有効に使えるんだな。ある先生は筋力の働きは方向を定めることと言っていたはず。

ちと忙しい時期なので、暑さもあいまって夜はけっこうバテている。三十分から1時間くらいベトベトしていると回復する。疲れたときは無理せず身も心もベトベトする。ただし人様の前は避ける。美学に反する。

無理にシャンとしないでいると、なんとなく回復するんだな。自分を制御しすぎず、なにかに委ねていれば自然になんかよくなるもんだな。
posted by ゆりか at 17:18| Comment(0) | 日記

2023年07月26日

ソンヤオ

やはり腰が緩むのはむつかしく、人類ぜんたいの課題であるとも言える。太極拳を始めた当初から腰をゆるめる、鬆腰=ソンヤオについては耳タコで聞いてきたが、実際緩み始めたのは大分後で。でも明らかに動きが変わり、重さが変わってくる。

腰がゆるむことで上半身と下半身は連動して動く。そしてブレが減ってくる。安定した上で上半身と下半身が連動すれば、腕が優先することも減ってくる。もっと大きな部分が機能してくるからなんだろう。脱力は肉体の力だけではないにしろ、肉体が無理なく動くのは大前提で。

長年武術に取り組んでいても腰が緩むのに苦戦している人は多い。わたしもまだまだゆるむ余地ありとはいえ、癒着してカチカチの自分を知っているので、そのときは痛みも伴っていてので、変わるとどうなるかはわかる。

今日も全身の力を抜いて、腰を緩めてレッスンに仕事に励みます。仕事のあとはらーの予定。辛味噌!辛味噌!
posted by ゆりか at 10:55| Comment(0) | 日記

2023年07月25日

生活と融合

さて、本日3つ目の太極拳レッスンでございます。午前は珍しく若い女性参加者が多く、テンションあげて話し、動きまくった所、疲れたと何度もギャル達に愚痴られました。ごめんね、おばさんはギャルが好きなので楽しくなっちゃったのよ。メンタリティが亀仙人に近づいているような。

本日も力を抜きます。そしてまっすぐの身体を味わってまいります。レッスン前とレッスン後で身体が違うので、やはり少し武術の身体と日常の身体が離れている。前ほど練習できていないのもネックですが、新生活と武術を時間をかけて融合させていく所存です。

あー、めんこいギャルたちだったなあ。

若い頃、歳上の人たちにかわいいとかいいねとか言われるのが嫌だったが、それを言う側になっている。ひねくれ尽くしていたので、反発しか起きなかったのですね。今ならなんぼでも言ってほしいですし、若い子にもかわいいかわいい言ってます(笑)

おし!亀仙流をつたえてきますか!代表に怒られるな‥‥
posted by ゆりか at 19:26| Comment(0) | 日記

2023年07月23日

来月の練習予定

来月の練習予定です。

空体道は毎週木曜日、中島体育センターで7時15分から。

円転太極拳は毎週日曜ですが、第一週目のみ、西区体育館、二週目以降は中島体育センターになります。5時半から。

以上です。
posted by ゆりか at 10:51| Comment(0) | 日記

2023年07月15日

護身術

護身術のイベントセミナーの依頼を頂きました。

健康法セミナーではなく護身術のほうが来るのは久々で、色々楽しみです。

とはいえ護身術、長年やってきたからこそ安易なことは言えません。太極拳を含めて、武術を護身術として伝える場合に、どういう想定で、どのレベルの護身を考えて自分が体現できるのか、それを誤ると武術の定義自体が変わってしまいます。

うちの武術の目的は人間の可能性の追求であり、健康や美容や護身はその過程で身につくものと代表も話してくれます。それはその目的から逃げる意味で言っている意味ではなく、本当にそれらの効果が高いからこそ、そこだけに特化すると逆に可能性が狭まってしまう、という意味だと理解しています。

護身術に限って言えば、即使える技術として教えることも可能なくらい、代表の戦闘技術は磨き上げられている。が、技術に頼れば質の向上がおろそかになる。質が向上しない限り、技術はごく限られた条件でしか使えないものになる。質だけにこだわれば、当たり前に突きや蹴りや素人的暴力に対抗するシンプルな技術を後回しにすることもありうる。

と、すごく総合的にやるものなんですね。

心のありかた、技術、肉体のありかた、全てにおいて今ある自分とは違う世界があると知ること、まずはそこだと思っています。今ある世界だけに限定すると、人間の可能性の追求という大きな目的から遠ざかる。

私自身が経験してきたこと、いかんなく伝えたいです。ちょっと楽しみですね。
posted by ゆりか at 11:36| Comment(0) | 日記