陰陽だけど

自分の動きの癖の出方を考えてみて、バランス、というか陰陽というか、縮んだら伸びるとか、開いたら閉じるみたいなものに囚われるとどこかで筋力とか勢いとかに頼ってきてしまう気がする。もちろんバランスは大事なんだけど、作為的なそういうのって、体に隙を生むと言うか。陰と陽の間の切り替えの時に、ですね。

代表の動きにはそういう切り替えって、外側に全く見えないのです。たぶんないことはないのだろうけど、見えないんですね。だからより攻防の中でわかりにくい動きになるのだろうし、最小の動きで最大の力が出るのだとも思う。

今日も脱力は内包する、みたいなことを言われました。あくまでも外側は真っすぐ。ま、型は今の段階では少し大きく動かなきゃいけない。いずれ、そういうものは手放さないといけないのだな、という気づきの話ですね。

陰陽から太極に、そして無に戻ってく。無だけど有。こういうふうに書くとなんか重厚で深い感じするけど、要するにシンプルに精進あるのみです！

意識が無駄を生む

本日の稽古終えました。うーむ、やはり厳重に注意していてもクセがつくものだ。無理に今動きの中に課している意識が次の動きのムダを生む、っていう感じかな。クセの原因。だから本当は無理な動きへの意識ってしないほうがいいのだけど、動かないものを動かそうとするためには通過点として必要。いずれ要らなくなればこのクセも原因がなくなるのかと思うが。

まだまだモグラ叩き生活は続きます。

でもたのしーなー、体がかわっていくのー。

本日のジー子。桜バックで。白いボディのジー子には桜が映えます。ちょっと曇っていて暗かったね。

エレベーターに裏拳

ひと通り自主練習終えました。空法は少し速度を速めて行いました。速めても崩さないように。きちんとやる。

昨日仕事中にエレベーター入口でバランスを崩してエレベーターの壁に激しく裏拳とカオ（体当たり）をしてしまいました。エレベーターは揺れ動いて免震をしていました。地震緊急停止などにならなくてよかった。ちょっと手首を負傷しましたが武術にも仕事にも差し支えなさそうです。

おし、今日も気合い入れてくぞ

きちんとやる

最近、きちんとすることに気持ちよさを感じるようになりました。半世紀近くかかって得た初めての感覚を母に伝えると、しばしの沈黙のあと、長い人生、そうやってバランスがとれるもんなんやなとポツリ。親族中で有名なほど部屋の汚かった娘の改心。

今朝も自主練習と家事をきちんとやりました。トイレ掃除や洗濯機洗浄、シンクや風呂の排水溝。自分の部屋はおおらかなままですが共有部分はある程度。

型についてもそうです。流れや応用や自由度を重視しがちだった型練習を、もっときちんとやる。この応用クセが、自主練習での歪曲を誘発する懸念もあります。

長年のフリーランスから会社員になって3年目に入り、会社のルールや常識を重んじるのにも慣れてきました。守るって気持ちがいい。破ることばかり考えて生きてきましたが、空体道を通じて、より己を律することの大切さも痛感します。

生まれて初めてきちんとしようと思う45歳の春。いいと思います。

多彩な戦闘技術を

空体道の戦いとしての強みは色々あるのですが、動きの質を変えて重さを使えるようになると身体能力や体格を超えられること。あと戦闘技術も独特なので、一般的に想定しづらい動きがあることも言える。

腕を絡める接近戦主体の技術に加えて、中間距離からの歩法や両手併用の入り方、打撃も上下左右回転、中距離接近密着とあるし投げや関節も入ってくる。

代表がもう長らく小さな動きで制する境地に至っているから、ちょっと忘れていたところもあって笑、そういう多彩な技術、重さの未熟な今の私自身は活用すべき。

というのが先日の稽古で得た気づき。

レッスン会場駐車場の桜が咲こうとしています。あたしの武術の花はもう少し、あと数年かけて開かせていきます。