道シリーズ20弾は「中心を緩める」
力を抜こうと試み続けて、徐々に身体のなかの一部、また一部と緩んでくるのを実感できるようになる。最初は脱力法の腕振りなどで腕の緩みや重みを実感することが多い。ただ身体の一部が抜けても、実際移動するとか、自由に動くとなると腕以外の部分が固まっているためやはり動きの不自由さを感じることになる。
それに一部が抜けている状態で人とふれあい、力を出したり技をかけたり受けたりすると、かえって身体が大きくぶれたり、ゆがんだり、伝わるべき力が詰まったりしやすいので、この過程にメゲることなく、丁寧に、根気よく経過しなくてはならない。
初めからは難しいのだけれど、腕が少し抜けてきたかなとか、脱力法で少しは重みを感じれるなと思い始めたら、すこしずつ「中心」を緩めることを試みていく。中心とは、骨盤、股関節、仙骨(腰椎含む)、下腹、太腿、このあたり一帯をいう。この辺の力み、固まり具合は強力なことが多いので、ゆっくり時間をかけて取り組む必要がある。まずは脱力法で、そして空法や基本功、各種套路など一人練習でそれを探る。徐々に対人でも以前よりは少しずつ、その辺が緩んでくると、大きな身体のブレや力のつまりが減っていく。
そして何より、中心が緩むと「移動」がスムーズになる。中心が固まっていると、間違いなく足も力んでいるので、歩法がうまくいかない。それでは考えなければ足が出ない、考えても思った通りに動けないのだ。中心がゆるみ、ゆらいでくると、必要な瞬間に必要な方向へ瞬時に身体が反応して動く、ということが起こって来る。地面を蹴る訳ではなく、滑るように移動できる。それの達成レベルの差は果てしなくあれど、これを少しずつ実感できるようになるといい方向へ向かっている証。
先ほどもワンコと散歩し、ワンコが草むらで縄張り活動にいそしんでいる間、腰を緩めてフヤフヤうようよと波にたゆたう海草のごとく動いていました。気持ちいいし、いつでも動けるアイドリング状態を感じるし、タマリマセン。
是非中心周りをゆるめることに取り組んでみて下さい。ただし無理に動かすのは厳禁。あくまでも自然に揺らぎをかんじるようになるまで「力を抜く」ことを忘れずに・・・
2016年11月15日
道シリーズ20
posted by ゆりか at 08:55| Comment(0)
| 道シリーズ
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