2016年11月16日

道シリーズ23

道シリーズの23弾は「距離を知る」。

空法、八卦、太極、形意のそれぞれの型には、距離による技の応用可能性が含まれている。その他の条件もあるが、相手との「距離」によって、身体のどの部位が触れられるのか、どんな技が使いやすいのかは変わって来る。

私が最初にこの「距離」について実感したのは散手の練習だった。いつも組み手で組ませてもらう時、距離をとって打撃をしてくる人は、散手をしても距離をとる傾向がわかったのだ。散手で距離をとるとは、こちらが接近して行った時にそれ以上に離れようとする、接近すると拒絶反応でより力みが強くなる、そして腕の接触点が手首より先端に移動すること。

足を止めた散手にも、そうした距離感覚の癖が出るものなのだと実感した瞬間だった。それを踏まえて、また自分ではその距離を細かく感じ取って、相手に合わせようとも試みた。相手が接近するなら同じだけ下がる、退くなら同じだけついていく。相手のすることを上回ってしまうと、届かなかったり、近すぎて当てづらかったり、自分がやりにくい間合いになってしまう。

手の甲や掌が当たる距離なのか、肘や膝が当たる距離なのか、密着して打撃を交えつつ投げ・崩しをする距離なのか、少し引き寄せればできるのか、少し退けばできるのか、それを自動的に身体が計測して今できるベストな技はなんなのか、判断し即実行できるようにする。

こういう距離についても、対人練習で養うべき大切な感覚。どんなに威力のある打撃ができても、かっこいい崩し技を知っていても、距離とタイミングが合わなければ実現しない。その効果を最大限に上げるための距離感覚を身につけることが必要になる。

posted by ゆりか at 23:36| Comment(0) | 道シリーズ
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