道シリーズ31は「攻撃を受けて流れを知る」
たまにこんな練習をする。足を止めて向かい合った相手と交互に顔や胴体をゆっくり打ちあう。まっすぐでも、横からでも何でもいい。それに合わせて身体を動かすことを学ぶ。最初は手での防御をせず、柔らかく打ってもらい、その打たれた方向に沿って身体を変形させ、どうしたらその力を逃がせるかを知る。打たれた方向と無関係に動けば、ほんとに強く打たれた時に衝撃をまともに受けてしまうから、逃がし方を身につけるのはとても大切なのです。接近戦だと全ての打撃を避けきることは難しいから、当てられてからの逃がしも必要。
打撃の逃がし方がわかったら、それに手をつけて、片手、両手、絡めて、防御から次の反撃(打撃・崩し)への変化を身体で覚えていく。ただこれはとにかく体幹部の力が抜けないとできない。体幹部が強いのはいいことだけど「ヌリカベ」みたいに固まっていてはその強さは活かしきれない。体幹部が打撃に反応できると、手法の変化はついてくる。そして腰もふくめて全体的に力が抜けてくるとそれに歩法も伴ってくる。
こればかりは打たれてみないと学べないので、柔らかく打たれることを繰り返し、どういう流れで動けば衝撃を分散し次の動きにつながるかを知ること。組み手にしろ上述の対練にしろ、打たれることをむやみに怖がらないで、受けてみるというのがすごく大切。信頼できる同門同士なので、拒絶しないで相手の動きをしっかり受けてみましょう。そこからわかることはたくさんありますよ☆
2016年12月02日
道シリーズ31
posted by ゆりか at 10:05| Comment(0)
| 道シリーズ
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