道シリーズ32は「目的を知る」
練精会の練習体系には対人、個人共に様々なものがある。勁力感覚を磨くもの、技を学ぶもの、安定した立ちかたを学ぶもの、凝り固まった体をゆるめるもの、間合いやタイミングを学ぶもの、リズムを学ぶもの、流れを学ぶもの、変化を学ぶもの、等など。その人それぞれの習得段階により同じ練習法でも課される目的は違ってくるが、基本的にこの練習ではなにをしなければならないのか、その第一目的を見誤ると身に付くべきものが身に付かない。特に肉体のハンデを持つ私たちが「細い武術の道」を歩む際、そういう誤解は逆に自分を追い詰める要因となるので注意が必要です。
人はゲーム感覚で気軽に勝敗を決めるのを好むものなので、対人の練習でその気持ちが優先すると、目的とは別の基準で内容を見て誤解してしまうことになる。これは自分の経験をもとに書いている。強いわけでもないのに無意識の闘争心から練習目的を見誤ることがあったと、今は反省している。
できるだけ説明もしながらやっているつもりですが、何のためにしているのかわからない練習があったらドシドシ聞いて下さいね。
そして大きな視点からみて練精会として目指している「人の可能性を引き出す・自然と調和する」という目的も心のどこかで共有できればと思っています。学べば学ぶほど、人って、自分って楽しいなと思う(^^)
2016年12月05日
道シリーズ32
posted by ゆりか at 21:41| Comment(0)
| 道シリーズ
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