道シリーズ35は「前後の力を高める」
立つ安定度を高める崩しあい練習や、使える重さ(勁力)の確認と向上を図るための感覚対練において、左右、上下よりもまず先に前後の方向性の力を高める必要がある。前後の方向性とは、押す、引く方向。押す力はそのまま打撃力にもつながる。(※崩し等を用いるには上下方向の重さが大切になるが、順番からいくと前後の方が習得しやすい)
練精会では立つ力と出せる重さが比例するから、まずは自分の体重を力まずに支えられること、相手から圧力を与えられてもその力まない安定が減少しないことが大切。無抵抗な相手に自分から力を出す時だけ強くても仕方がない。相手も攻撃してくる、抵抗してくる中でいかに自分自身の最善の状態を保てるかを求めていく。
平行立ちで、前後の弓歩で、虚歩で、または動きながらも重さで立ち、重さを伝えられるように。どんなに体重の軽い人でも、根気よく力を抜いていくと相当に重いものだ。うちの7キロのワンコでさえ、力を抜いて体を委ねてくると相当に重い。大人の人間の体重なら、小柄な人でも数十キロはある。それをうまく活用する。
具体的な練習方法は文章では伝えづらいので各教室での指導になる。まずは押され負けにくい、強烈に重い前後の立ちかたの安定を高めていこう。
2016年12月15日
道シリーズ35
posted by ゆりか at 15:04| Comment(0)
| 道シリーズ
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