世界で最も危険な書物ーグリモワールの歴史(写真参照)
グリモワールとは、魔術について書かれた本だそうだ。魔術といっても、様々な災厄や病から身を守り、欲望を満たして運命を変えるための知識の集大成で、非常に生活に密着したものらしい。識字率が高まったのは最近なので、古代からあったこうした本を読める人は少なく、それを読み、実践できる人々はそれだけで特殊能力者だったようだ。
あらゆる西洋の文化、政治にはキリスト教が根ざしていると感じるようになった。キリスト教の歴史は古代中東に結び付き、古代中東にはキリスト教以外にもたくさんの宗教があり、それら全てが魔術と密接にあったらしい。グリモワールの歴史をひもとくことは、現代につながる思想や政治や科学を理解することと同義になると。
また、古代中東と日本の共通点は多く、これまで得ていた雑学知識がつながってくるのを実感する。
魔術といえば現代では夢物語だが、今でも私たちは心霊や幽霊に怯えたり、占いに一喜一憂したり、なにか目に見えないものから影響を受けているのではと心底で思っている。
人と神秘的なものは切り離せないものかもしれないし、もともと人間に備わっている特性なのかもしれない。
武術の技術や力も、習得段階によって通用する相手が変わるように、個々の能力により体験する世界は違う。
武術の高みは超能力にも見えるほど果てしない。
武術は日々のたゆみない研鑽によってのみその力を高められるが、それが人間本来の能力の解放なのだとしたら、こんなにロマンチックなことはない。
高めるほど、本来に戻って行くのか。
ああ、たまらない恍惚(  ̄▽ ̄)
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