動いていて、それを終える際に、戻る場所がある。それは真下だ。振っていた手足、移動した体、重い頭、その全てが真下に収束する。
片足で立つとよくわかる。踏ん張りの効かない全身の重さは、やがて真下に戻りバランスをとる。
人は刺激を求めたがる。強い筋肉使用感、達成の喜びや理解したという気づき。でも重さは、重力は、真下はいつも何の刺激もなくそこにあり、戻るべき場所として存在する。
外に刺激を求めるのを止めて、体がどこに戻ろうとするのかを見つめてみる。
本当は、戻る時だけでなくいつもある。
ああ、あるわよ
ここにあるわよ
いつもあるわよ
いたのよ、ずっと
マツコ・デラックスみたいな口調になったが、確かに存在する。
2020年02月26日
戻る場所
posted by ゆりか at 09:10| Comment(0)
| 日記
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