2025年03月20日

燃えている

燃えております。練習に、仕事に、音楽鑑賞に、読書に、食うことに、生きることすべてに。

エネルギー放出の代償で、昨晩仕事中に派手に転倒。日頃から稽古で受け身をとりまくっているわたしでなければ大怪我をしていたと思われる転倒。

かすり傷の自分にまた酔いしれます。

転倒したのは仕事に燃えすぎのせいなのですが。

中村文則の小説の中に「隠れる」ことの背徳的悦びが描かれることがある。河川敷とか、トイレの個室とか、押し入れとか、廃虚とか、子どもでなければ入れないすき間に入って誰からも気づかれないことにどこか安心と興奮をおぼえていたのを確かに思い出す。

安部公房の箱男にも共通のものがある。

社会から要求され判断されることから逃避したい、切り離されたいということね。社会の中でも燃えているのでその欲求は今は強くないけど、雪が解けて森の中にでも入れることがあったら、木と木の間とか、穴凹とかにそっと身を潜めてみたい。

公園や神社で自主練習しているときも、相手に驚かれ警戒されないようそっと身を隠すことがある。あれだな。あれちょっと楽しいわな。
posted by ゆりか at 12:05| Comment(0) | 日記
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