2025年04月05日

小説のこと

天気がいいと外に出たくなりますね。家でひと通り練習と家事を終えて早々に仕事に出ました。まだ時間があります。

このふた月ほどで中村文則を十数冊読みました。彼の描く、少年少女時代の家庭環境に影響される人間の心理、それを通した社会の見方、犯罪や病や独裁者に吸い寄せられるように近づいてしまう精神構造を、ある全体を一つ一つ部位を取り出して解体していくかのように見せつけられました。

長編の中で、R帝国と教団Xはまたちょっと趣向が違っていて、前者はディック的なSF設定の妙があるし、後者も含めて世界の政治のあり方とか、信仰とか、望ましい世の中とはとか、それらを複数人の目線からいくつかの種類に描き出している。

あとがきにも書いていたけど、彼の根底にあるものは、多様性の受容と、共に生きよう、ということに尽きるのだなと。

昨年までの世界的流れでいう多様性には若干違和感を覚えるが、苦しみの中で息苦しさの中で生きる人々に寄り添い、その底に入り込んでなお、共に生きようと宣言できるこの作家には共感する。

神道的、そのままでいい、まずは生きよう、この世は悪くないよ、というのびのびした肯定を感じますね。

私個人がこの作品の中でもしキャラクターとして存在したらどう動くかを想像するに、作者の意図通りには動けない、とも思うけど、彼の描く世界に救われる人は多いと思う。

先日あと数冊ゲットしたのでまだ楽しめる。これを経て、彼が影響されたと思われるドストエフスキーや大江健三郎をまた読みたい。彼を通してまた違う受け取り方ができる気がする。
posted by ゆりか at 12:20| Comment(0) | 日記

2025年04月04日

サラサラの砂

今朝の身体の感じはサラサラの砂でした。動くたびにサラサラ体内で砂が動く、太極拳の一式ごとに変化する砂が落ちるのを待つ。
気持ちよかったなぁ
posted by ゆりか at 12:14| Comment(0) | 日記

叫び声的な

イン・ディス・モーメントのマリア姉さんによるwe will rock youのカバーがカッコいいなあ

あの「ぎゃあああ〜〜」みたいな声が好きなんだよな。。

さて、レッスンです。開始前に空法やって来よう。

今日はどんか感じがするかなぁ、くーふぉー
posted by ゆりか at 09:39| Comment(0) | 日記

2025年04月03日

船を漕ぐ

火曜の太極拳レッスンのとき、以前と違う全身感があった。今朝の自主練習空法の特に撞手にも同様に。全身で全身の船を漕いで前進している感じ。

あれ、なんか楽しかったなぁ。えっちらおっちらと一歩ずつ。

ちょっと出勤前に歩行法でもやろうかな
posted by ゆりか at 12:39| Comment(0) | 日記

2025年04月01日

コブラ会完結

春らしい日がようやく来ましたね。外で練習できる日も近いな。

ベストキッドの三十年後の続編、コブラ会の第6シーズン、最終章を全て見終えました。代表を差し置いて一気にラストまで行ってしまったので内容は書けませんが、素晴らしすぎでした。

私の武道人生の礎となったベストキッドがこのように完結してくれるなら、何の文句もない。

精神の根本を支え、人生の基礎を支えるための武道、ミヤギ先生にそれを感じていました。必ずしも競技がそれとイコールにならないと諭しつつ、ダニエルさんが自ら決断した競技に参加する理由を尊重して最後まで寄り添い勝利を手にさせる。周りの人間すべてがその影響を受けての三十年後。そして完結。実に清々しい。

武道をライフワークとしている私としても嬉しい描かれ方です。

私が求めていた女性が男性に勝つための、年齢を重ねても高め続けるための教えなどはもちろん無いですが、己が己であるための強さは十分に描いてくれました。これらは空体道に答えがあるので、そこは安心して見ていられます。

早速ひと通り家で練習終えてきました。レッスン前にまた少し動きます。
posted by ゆりか at 10:35| Comment(0) | 日記