
腕だけ抜けてる、背中だけ抜けてる、膝だけ抜けてる、でもどこかは詰まっている、力んでいる、というバラバラがあるほど、かえってダメになる(=弱くなる)。弱くなると不安から、また部分的な筋力や自分のもってる強みに頼りたくなる。けどそれをしたら悪循環で次に進めないのです。そこの見極めは慎重にしなくてはならない。
ダメになる、弱くなる過程も十分受けいれ飲み込み、経験し、経てなお抜き続けて、その先に均一さの始まりが待っている。
均一になりつつの段階に入ってもまだまだ力を抜く余地があり、重さは増していく。でもここにくると、流体的な動きはあまり要らなくなる。
少し見誤ると逸れてしまう狭い道の過程に度々何段階かのご褒美的喜びが出てくるが、この密度感はまた喜び度合いが大きい。
自分と近い技術、体格までの相手に対して、大きな動きをせず、体に強い負担を感じず、一部ではなく全身を感じることができ、かつ強めの勁力を発揮できるようになってきたら、密度が増している証。あとはそれを増強させ続け、体格差を超えられる段階をめざすのじゃ・・
絵的な達成感もけっこう大きい図になりました(笑)昔から「つぶつぶ」描くのが好き
